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特定非営利活動法人UN Women(国連女性機関)日本国内委員会

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UN Women立ち上げ祝賀会(於総会会議場)における事務次長
  UN Women事務局長ミッシェル・バチェレ氏スピーチ

皆様、

 ようこそ。UN Womenの正式立ち上げを発表いたしますことは私の喜びであり、栄誉であります。何百万人もの女性と女児の夢を実現し、よりよい世界をという願いを現実のものにしようとする努力を導くことのできる世界「チャンピオン」を国連に持つには、厳しい活動の4年という年月がかかりました。そして、その夢を機能する国連機関へと形作るのに厳しい活動の4カ月がかかりました。

 その献身とコミットメントが私たちをこの瞬間にまで連れて来てくださった事務総長と副事務総長、そして皆様方に大変に感謝しております。

 UN Womenを設立するという決定は、変革の速度の遅さに関する世界的懸念を反映しています。女児が学校から連れ出され、早期結婚を強制されたり、女性の雇用機会が限られていたり、ジェンダーに基づく暴力の脅威が、家庭で、路上で、学校で、仕事場で日常の現実である様な世界で暮らすことは、もはや受け入れられません。

 女性の権利無視は、人口の半数の社会的・経済的可能性が使われないままであることを意味します。この可能性を利用するために、私たちは、貿易や平和の交渉者として、企業の社長として、政治的指導部や科学と技術において、女性のためのスペースを開かなくてはなりません。

 事務総長が言われたように、女性のさらなる進歩を支援することは、道徳的に正しいことであるだけでなく、政治的にも経済的にも意味のあることなのです。

 国であれ、会社であれ、これは言えることです。134カ国でジェンダー平等措置に関する業績を追跡している世界経済フォーラムは、ジェンダーにおける進歩と一人当たりGDPとの間の明確な相関関係を報告しています。

 それに最近の調査では、重役に最も女性が多いフォーチュン500の会社は、重役に最も女性が少ない会社よりも53%も儲けが多いことが分かりました。

 女性たちが中等教育、よい職、土地とその他の資産にアクセスできるところでは、国内の成長と安定が高められ、妊産婦死亡率も比較的低く、子どもの栄養は改善され、食糧の安全保障が大きく、HIVとエイズの危険も比較的少ないことが分かります。

 最も厳しい状況で家族を支えている女性からジェンダー問題、保健、財務、外務大臣または国家の長になる女性に至るまで、女性のできることには限りがないことを私自身の経験が教えてくれました。もしミレニアム開発目標を達成するつもりなら、女性の力、女性の精力、女性の知恵を引きだすためにもっと多くのことをしなければなりません。

 これはあるグループの国々や社会に限られた問題ではありません。普遍的な問題なのです。私たちは、権利のことを言っているだけでなく、社会の活力、政治的安定、経済成長のことを言っているのであることを保健大臣、教育大臣のみならず財務大臣や貿易大臣を含むすべての政治的行為者に納得させなければなりません。

 UN Womenだけでは、しなければならないことを成し遂げることはできません。私たちは他の人々によってなされたよい仕事に取って代わろうとしているのではなく、更なるインパクトを与え、更なる進歩を遂げるために、お互いの完全な能力と比較的有利な立場を活用するのです。私たちみんながこれまで以下のことではなくて、これまで以上のことをするのです。

 他の機関の努力を動員し、調整し、強化するという私たちの役割に加えて、UN Womenは、以下の5つの領域を中心とします:
 1) 女性の声、指導力、参画を拡大すること
 2) 女性に対する暴力をなくすこと
 3) 紛争解決と和平プロセスへの女性の完全参画を強化すること
 4) 女性の経済的エンパワーメントを強化すること
 5) ジェンダーの優先事項が、CEDAW報告書作成を支援する能力を含め、国内計画と予算に反映されることを保障すること

 私は、UN Womenがジェンダー平等に関する世界的対話に新しいダイナミックを提供し、多様な才能に基づいて新しいエネルギーをもたらし、努力を共にして様々な国とコミュニティからの男性と女性をまとめることを決意しています。(このパラグラフを英語、フランス語、スペイン語で)

 さて、今宵は私と共にお祝いをするために皆様をご招待します。いつの日か、振返って、2011年が転換点、ジェンダー平等と万人のためのよりよい世界の新しい時代の始まりとみなされることを希望しております。
  訳:房野桂(UN Women日本国内委員会 理事)



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