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特定非営利活動法人UN Women(国連女性機関)日本国内委員会

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スタディツアー

ニューヨークスタディツアー

スタディツアーの実施

  • 支援プロジェクトの検証や、途上国の女性たちとの交流のため、スタディツアーを随時行います。
  • 10周年記念行事として2002年はモンゴルスタディツアーを実施しました。
  • 2005年2月26日〜3月6日ニューヨークスタディツアーを実施しました。
  • ユニフェム日本国内委員会が2005年、2006年と続けて支援している、ラオス・ハンディクラフト支援事業、カンボジア・HIV/エイズと共に生きる女性連絡会を訪問し、プロジェクトの検証と女性たちとの交流を目的に、スタディツアーを実施しました。

ユニフェム日本国内委員会15周年記念ラオス・カンボジアスタディツアーを実施して

団長  佐々木順子 (ユニフェム日本国内委員会副理事長)

 2007年11月にユニフェム日本国内委員会が15周年を迎えるにあたり、記念スタディツアーの企画が持ち上がりました。過去2年、支援金を送ってきたラオスとカンボジアのプロジェクト現場を訪問し、現地の女性と知り合いたい、さらには私たちの支援金がどのように生かされているかを確かめたい、というのが目的です。出発までに4回、勉強会に集まり、ラオスでNGO事業を展開している冨永幸子さん、JICAの鈴木陽子さんなどから、現地事情やアジアを旅する心構えを聞きました。参加者は男性1名を含め24名。さらに、旅行の手配をお願いした小田急トラベルのマネージャーが、「ラオスは観光情報がまだ不足しているので、情報収集をかねて」と同行を申し入れてくださり、ボランティア団体にボランティア添乗員がついて、成田から17名、関西空港から5名福岡空港から2名がバンコク経由でラオスの首都ビエンチャンに向かいました。

ラオス・カンボジアスタディツアー ラオスでの支援先は、ラオス・ハンディクラフト協会(LHA)です。政府商務省所管のNGO組織で、織物、木工、銀細工、籐細工などに従事する全国の零細家内事業者を束ね、製品の改善や販売方法の指導を行いつつ、年に1度見本市を開催しています。ユニフェム日本の支援金は、この見本市の開催費用に充てられています。スタディツアーの時期は、首都ビエンチャンで開かれる第6回目の見本市に合わせました。ユニフェム東南アジア事務所では、ユニフェムの四つの課題の一つ、「女性の貧困の削減」の取り組みとして、LHAとパートナー関係を結び、ビエンチャンの北方64kmの寒村パクテア村の絹織物生産を「市場における女性のエンパワーメント」のモデルケースと位置づけています。しかし、ラオスにはユニフェムの現地事務所は置かず、LHAにプロジェクトの実施費用を送り、自主的に運用を任せるというスタイルです。LHAには、ユニフェム事業担当の女性スタッフ、カムラさんがいて、パクテア村の絹織物の伝統の織柄や技術を写真入りで解説した立派な資料もできていました。見本市のブース設営資材のレンタル、優秀作品のコンテスト、セミナー開催費用、地域村民が研修や見学旅行に参加する費用など、予算申請書の項目だけでは漠然としていたことが、少しずつ具体的に分かってきました。ミニバス3台に分乗し、1日がかりで訪ねたパクテア村の女性たちは、バイタリティに溢れ、絹織物生産を通しての生活向上に意欲を燃やしています。しかし、そこで織られる素朴な布が世界市場に出てゆくには、まだかなりの時間と工夫が必要に思えます。

ラオス・カンボジアスタディツアー カンボジアでは2006年以来、HIV陽性の女性たちのネットワーク“CCW”(カンボジアエイズと共に生きる女性連絡会)を支援してきました。全国に散らばっているメンバーは現在約1000人。2006年度は、このうち29人が、プノンペンで10日間の縫製技術訓練を受講、終了証を手にしました。昨年末発行されたCCWニューズレターによれば、この費用はユニフェム日本の支援金でまかなわれています。自らがロールモデルであるコーディネーターのファロジンさんやモニーさんは、バイクで走り回り、治療や支援サービスの情報を届け、偏見や差別による悩みを話し合えるワークショップを開催します。地方から参加する女性の交通費、宿泊費、食費もCCWが負担するため、物価の安い国とはいえ、小さな数字の積み重なりが大きな経費となっているようです。CCWが設立に協力した、HIV陽性女性のみで運営されているモダンドレス縫製工場も視察しました。ここでも、現地に立つことで、プロジェクトの輪郭が見えてきます。この工場では、衣服でなく、海外のNGOから注文の袋物を作るのがやっとの技術レベルと見受けました。工場が自立できるのは、まだ先のようです。CCWには、UNATDS、UNDP始め、多くの国際機関が支援を行っていて、ユニフェム日本の支援金はその一部にしか過ぎません。しかし、お金を送るだけではなく、その先に生きている女性たちと知り合い、プロジェクトの実際を学び、お金以外にできることがないかを考えてみることも必要だと感じました。 ラオス・カンボジアスタディツアー
 支援金の行方を検証しようという目的は、過密なスケジュールの中で事務的ミーティングの時間がなく、完全には達成できず心残りでしたが、支援プロジェクトが確かに稼動していることは、参加者全員で確認できました。今回のスタディツアーが、ユニフェム日本の皆様と、ラオスやカンボジアの女性たちとの距離を縮めたのであれば、嬉しいことです。



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