焦点:持続可能な開発目標5 ジェンダー平等の達成とすべての女性と 少女のエンパワーメント
2022年9月2日
2022年8月23日
2015年に国連加盟国によって採択された持続可能な開発アジェンダ(SDGs)は、ジェンダー平等の達成とすべての女性と少女のエンパワーメントのために2030年を期限として設定しました。今、それを満たすために8年しかないのですが、世界は軌道に乗っていません。コロナ禍、緊急な気候変動、経済的および政治的不安の高まりの交差する危機の中で、ジェンダー平等は前進でなく、逆転し始めています。世界中で、女性の権利に対する反発の高まりが、すでに確立した自由と保護さえも脅かしています。
国際社会のコミットメントの高まりなしでは、ジェンダー平等は実現不可能な目標にとどまります。今こそ行動し女性と少女に投資する時です。
予測では、2022年には3億8,810万人の女性と少女が極度の貧困の中で暮らすことになります。
世界の女性のわずか57%が、性的関係、避妊薬の使用、リプロダクティブヘルスケアに関して、情報に基づいて自己決定をしています。
世界的には、20~24歳の女性の約5人に1人が18歳未満で結婚しています。
ジェンダー平等の達成は、「持続可能な開発アジェンダ」に掲げられた17の持続可能な開発目標(SDGs)の5番目です。さらに17目標のうち10目標には、ジェンダー固有のベンチマークが含まれ、女性のエンパワーメントとすべての人にとってより良い未来との相互関係を認識しています。
UN Womenの年次レポート「ジェンダー・スナップショット2022年版」にまとめられたSDGs全体のジェンダー平等に向けた進捗状況に関する最新のデータは、現在の取り組みの不十分さを明らかにしています。変化が現在のペースで続けば、私たちの分析は、ジェンダー平等が今後何十年も実現されないままであることを示しています。
その分析結果によると、ジェンダーデータの広範なギャップは、進捗状況の評価に大きな障壁をもたらし、現在利用可能なSDG5を監視するために必要なデータはわずか48%です。UN Womenの SDG indicator dashboardで利用可能なデータをご覧ください。
In focus: Sustainable Development Goal 5 | UN Women – Headquarters
カテゴリ: ニュース , 国連ウィメン日本協会