国連本部で国際女性デー記念イベント-参加理事の現場からの報告
2023年3月10日
3月8日、国連本部での国際女性デー記念イベンに世界から1800人が参加
3月8日、国連本部で国際女性デー記念イベントが行われました。国連加盟国、イノベーター、起業家、若者、ジェンダー平等活動家など約1800人が、国連総会の会場を埋め尽くし、今年のテーマである「ジェンダー平等のためのイノベーションとテクノロジー」を祝いました。世界中にはまだインターネットに繋がっていない30億人もの人がいて、そのほとんどが女性です。女性がSTEM(科学、技術、工学、数学)の分野にもっと進出し、リーダーシップを発揮することや、ジェンダーに基づく暴力、特にデジタル暴力に対応していくことが必要です。シマ・バフースUN Women事務局長は、この記念イベントで、デジタルな世界はすべての人にとって平等を保障する世界でなければならない、Digital Rights are Women’s Rights (デジタル権利は女性の権利)であることを強調しました。また、この日を記念して世界の気候時計に、ジェンダー平等ライフライン(Gender Parity Lifeline)が追加されたと報告しました。イベントでは、ウガンダやメキシコ、インドなどの若い運動家や女性デジタル関連起業家などによるディスカッションもおこなわれました。また、イベントは、第67回国連女性の地位委員会の会期中に開催されたため、その会合に参加していた国連ウィメン日本協会の理事や日本のユース、市民団体の女性たちも参加し、一緒に記念日を祝いました。
田中由美子 国連ウィメン日本協会理事
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