ガザ支援第2弾:緊急寄付のお願い
2023年10月24日
戦火のガザで女性・少女の命を守るために活動しているUN Womenにお力をお貸しください
UN Womenの報告書によると、紛争により、すでに493,000人近くの女性と少女がガザの家を追われ、寡婦が急増しています。
2023年10月20日
UN Womenの「パレスチナ地域の迅速な評価と人道的対応」は、進行中の紛争が女性と少女を含むガザの人々に深刻な影響を与えたことに光を当てています。
2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの凄まじい攻撃により、推定1,400人が死亡、4,629人が負傷し、200人が人質に取られました。その後イスラエルによるガザへの激しい爆撃が行われ、UN Womenは、女性、男性、少年、少女がそれぞれ違った、独自の影響を受けていることに注目し、それを分析することでそれぞれのニーズに合った対応ができるよう取り組んできました。
UN Womenは、戦争のすさまじい破壊力により、すでに493,000人近くの女性と少女がガザの家を追われていると推定しています。さらに、この暴力は寡婦の数を急増させ、推定900人の女性が男性のパートナーの死によって、世帯主にならざるを得なくなりました。停戦が達成されない場合、これらの数は増加し続けるでしょう。
UN Womenのサラ・ヘンドリックス暫定事務局次長は、こう述べています。「UN Womenは、人道的停戦と、ガザ地区の女性と少女の生存に不可欠な食料、水、燃料、衛生用品などへのアクセスを緊急に求めています。女性と少女がこのようなサービスへ即時アクセスできるようになり、ジェンダーに基づく暴力の防止を確保することが不可欠です。国際社会全体がこの危機への対応を模索する中、私たちはまた、人道的対応の最前線にある女性主導の組織を誠心誠意支援し、そこに投資し、それによって人道的および政治的プロセスへ女性が有意義に参加できるよう取り組まなければなりません。」
避難した女性と少女の多く、および新しく女性が世帯主となった世帯は、独特で緊急のニーズと脆弱性を持っており、これを正しく認識し対処しなければなりません。これらの脆弱性は、女性が男性の保護と後見下にあることを前提とするパレスチナの法律を含む、構造的な性差別に根ざしています。この法的枠組みは、ジェンダーに基づく暴力や食料不安など、女性が直面するリスクを高め、避難したときに男性よりも標準以下の一時的な避難所に住む可能性につながり、金融資産や文書にアクセスする可能性も低くしています。
現在、女性と少女は、食料、水、プライバシーなどの基本的なものが不足している過密状態の避難所に避難を求めざるをえず、保護のリスクが高まっています。
現在の危機の前でさえ、ガザの状況は絶望的であり、男性の97%と女性の98%が自分の身の安全を恐れていました。女性と男性のうつ病レベルは、失業と深い絶望感のために高く、ガザの男性の54%が不安とうつ病の兆候を示しました。これは中東全体で最も高い数字です。
現在の危機の発生以来、UN Womenは、ジェンダー平等に関する国連人道的対応の調整のなかで重要な役割を果たしており、女性と少女に対する戦争の影響が男性とは違うことを分析し、提供してきました。これにより女性と少女への適切な対応を確保するためです。国連、加盟国、市民社会のパートナーシップを組み、世界中で平和を構築し、人道的対応を提供するために活動する女性主導の女性の権利団体を支援する女性平和人道基金も、パレスチナに地元の女性組織を支援するよう緊急要請を開始しました。
UN Womenは引き続き現地にとどまり、女性と少女を支援し続ける所存です。
どうぞご協力ください!
■インターネットでクレジット決済を利用される方
以下のURLから1口500円からでもお申込みいただけます。
https://www.unwomen-nc.jp/donation/#kifu
「団体へのメッセージ」に”ガザ危機”とご支援先がわかるようにご記入ください。
■インターネットを利用されない方
以下の、郵便局からの振り込みのご利用をお願いいたします。
郵便局 振替口座番号:00240-7-43928
口座名義:NPO法人国連ウィメン日本協会
通信欄:「ガザ危機」