世界人道デーに向けてのUN Womenの声明
2024年9月1日
2024年8月15日
8月19日の世界人道デーに際し、UN Womenは次の声明を発表しました。
私たちは、支援を必要とする人々を助けるために命を犠牲にしている世界中の勇敢な人道主義者を称え、今年の #ActForHumanity への呼びかけに参加します。
昨年、504人の男女の援助支援要員が死傷し、その数は前年の264人から大幅に増加しました。武力紛争で殺害された民間人の数は2023年に72%増加し、3万3,000人に達し、その中で、殺害された女性の割合は前年に比べて倍増しました。さらに、紛争関連の性的暴力は、戦争の意図的な戦術として根強く残っています。病院、学校、遊び場など、人道的・民間的なインフラを標的にした攻撃も増えており、援助従事者がサービスを提供する場所が破壊されています。その中には、レジリエンス、自立、保護を支援し、人道的状況における女性と少女特有のニーズに対応するための重要なサービスを提供する女性センターが含まれています。
影響を受けるコミュニティの一員として、その人々、ネットワーク、ニーズについて深い知識を持つ女性は、 往々にして危機の際の最初の対応者になります。彼女らは、限られた資源、安全上の脅威、アクセスの制約にもかかわらず、家族やコミュニティの生存と回復力の中心的な役割を果たします。危機的な時に、彼女らが存続する必要性は交渉の余地がなく、彼女らは保護されなければなりません。
今こそ、不処罰に終止符を打つ時です。一致団結して、人道支援パートナーと連帯して、#ActForHumanity に参加しましょう。私たちは、民間人や援助従事者に対する攻撃の増加の常態化を終わらせなければなりません。紛争当事者は、戦争のルールを尊重しなければなりません。民間人は保護されなければなりません。安全な空間は保護されなければなりません。援助従事者は保護されなければなりません。
私たちは、世界のリーダーたちに対し、過去20年間にわたり、人道支援従事者や民間人に対する攻撃が着実に増加し、援助従事者に対する攻撃の増加を助長してきた国際人道法違反に対する不処罰の拡大を終わらせるよう強く求めます。
UN Women statement for World Humanitarian Day | UN Women – Headquarters
カテゴリ: ニュース , 国連ウィメン日本協会