スーダンの2年間の戦争: 女性と少女にとって世界最悪の人道危機
2025年4月24日
2025年4月15日付

写真 UNICEF/UNI569483/Mohamed Zakaria
スーダンの内戦は、女性と少女にとって今や世界最悪の人道危機です。避難民1,200万人の半数以上を女性と少女が占め、その多くが意図的に性暴力の標的にされています。
また、2024年12月の時点で、スーダンでは、ジェンダーに基づく暴力の防止や被害者支援の需要は288%という驚異的な伸びを見せていました。推定1,210万人、つまり人口の25%がジェンダーに基づく暴力の危険にさらされているのです。

1,200万人+
スーダン国内外で避難生活を送っている人の数
そして、その半数以上が女性と子ども

2,460万人
深刻な食糧不安に直面している人の数

25%
ジェンダーに基づく暴力の危険にさらされている人の割合
現在、スーダンの人口の半分以上にあたる3,000万人が人道支援を必要としており、その中には750万人の女性と1,600万人の子どもが含まれています。
暴力から逃れる人々の安全な通行のための交渉、人命救助のための援助、和平の提唱など、最前線で活躍することの多い、平和を擁護する女性たちは、外交的な和平交渉から排除されてきました。危機が深まる中、スーダン人道基金からの支援が2%にも満たない現地の女性団体は、緊急の支援を必要としています。
UN Womenは現場で、60を超える現地の女性主導団体と協力し、最も被害の大きかった地域の女性を支援し、彼女たちのリーダーシップがすべての和平に向けての取組みの中心となるよう努めています。
*********************************************************************************************************
あなたも国連ウィメン・マンスリーサポーターになりませんか?
紛争も気候変動も自然災害も、ジェンダーにかかわらず、あらゆる人たちに大きな被害をもたらします。ガザ、ウクライナ、ミャンマー、スーダン・・・。世界中の至るところで、人々は暴力にさらされ、日々の食料や水不足に直面し、医療を受けられず、過酷で危機的な状況の中で暮らしています。しかし、危機が深刻であればあるほど、長期化すればするほど、女性と少女は、男性に比べてより大きな影響を受けることになります。性暴力、食料や水の調達、家族のケアなど、リスクと負担が高まるからです。
UN Womenは、最も支援を必要としている女性と少女たちを支えることができます。地域に根ざして人道支援等を行っている現地の女性団体とパートナーシップを組んでいるからです。また、ニーズに沿った支援を行うために、きめ細やかな調査を欠かさないからです。そして、そうしたUN Womenの活動を可能にするのが皆さまからいただくご寄付なのです。
あなたのご寄付で、今、世界の女性と少女に希望を!
☞ ご寄付はこちらからお願いします
カテゴリ: ニュース , 国連ウィメン日本協会